今日は痒い蕁麻疹治療のため温泉に行くことにしました。行き先に決めたのは新得町の秘境
トムラウシ温泉です。雨が降っているところもあれば、晴れてカンカン照りのところもあるという変な天気の中、日勝峠を越えました。
峠を降りた十勝清水で「目分料」という蕎麦屋にいっぱい車が止まっていました。これだけ人が来ているなら、さぞかしおいしいのだろうと思いここで昼食です。冷たいかき揚げそば(大盛)を頼んだのですが、出てきた皿を見てびっくり。本当にてんこ盛りで出てきました。周りをよく見ると普通盛で他の店の大盛に相当するぐらいの感じです。蕎麦はそば感たっぷりの手打で極細。かき揚げは玉ねぎの甘さがよく出ていて美味しい。つゆはちょっと濃いめ。繁盛しているのが納得できる蕎麦でした。蕎麦の名産地新得に近いのに、この店は産地を限定している訳ではないようで、今日は斜里の蕎麦を挽いてました。
さてトムラウシ温泉ですが新得町の屈足という集落から山の中に入り、そこから延々50kmという山奥にあります。しかも温泉の手前8kmほどは未舗装です。途中に
富村牛小中学校がありました。漢字ではこう書くのか。教育関係者向けに解説しますと北海道本島で唯一の「へき地5級校」です。山村留学で生徒を集めてます。
そんな山の中に突然現れる4階建てのきれいな建物が国民宿舎「東大雪荘」です。宿の前の
公園みたいになっているところでは、温泉が
ぼこぼこ湧いており硫黄の香りがぷーんと漂っています。ああ、本物の温泉だ。柵がないところでもお湯が出ているところがあり手をつけてみたら・・・熱湯でした。源泉温度は93度なんです。気づいたら足元の穴からはガスも噴出しているようです。やばい硫化水素中毒になってしまう。
500円払って温泉に入ります。泉質は重曹を含む食塩硫化水素泉。ちょっとだけ黄緑がかった透明のお湯で、成分は濃くはないのですが、すごく気持ちいいお湯です。内風呂・露天風呂ともに適温とぬるめの2つの浴槽があり、じっくりお湯に浸かれます。露天風呂の目の前に川が流れていて、ちょっとした早瀬でしぶきが舞っています。マイナスイオン出まくりだと思われます。尚、張り紙によりますと、循環ろ過で塩素注入もあるそうです。大きな浴槽なので、表の源泉1本だけじゃお湯の量が足りないのですね。加温は源泉が高温なので無し。加水は浴槽洗浄直後のみありとのことでした。これだけ明示されていると良心的で安心です。でもそれ以前に源泉を直に見て触れて確認しているので、本物の温泉に入っている気分満点でしたよ。
改めて地図で確認すると、いつも美瑛や上富良野から見ている山のすぐ裏になるんですね。直線距離ではすぐ近くなのに、ずいぶん遠くに来た感じがします。そういえば道路の名前も「道道忠別清水線」でした。もちろん大雪山を越えて忠別側には出られない未開通道道です。将来もまず全通することはないでしょう。
【今日の一枚】
拡大写真 トムラウシ温泉の国民宿舎「東大雪荘」